THE WOLFMAN
狼男
1941:米
監督:
ジョージ・ワグナー George Waggner  
出演:

ロン・チェイニー・Jr

Lon Chaney Jr. ラリー・タルボット/狼男
イヴリン・アンカース Evelyn Ankers グエン
クロード・レインズ Claude Rains ジョン・タルボット卿
ラルフ・ベラミー Ralph Bellamy モントフォード
マリア・オースペンスカヤ Maria Ouspenskaya ジプシーの老女
ベラ・ルゴシ Bela Lugosi ベラ
「清らかなる心の男が祈りを捧げる。トリカブトの咲く月夜に狼にならんことを」
★★
英国の田舎町に佇むタルボット城に、ラリー・タルボットは18年振りに帰って来た。兄が死に家督を相続する者がいなくなったためだ。ラリーは骨董屋の美しい娘グエンを見初め、その友人ジェニーと共にジプシーの占いに連れ出した。占い師ベラにジェニーを預け、ラリーはグエンを森の中へと誘うが、突如悲鳴が聞こえ、駆け付けるとジェニーが狼に襲われていた。ラリーはグエンの店で買った銀の柄のステッキで狼を叩き殺すが、噛み付かれて自らも胸に深い傷を負う。城に運び込まれたラリーの話を聞き、父タルボット卿らが森の中へと向ったが、ジェニーの死体の側に狼の姿はなく、銀の柄のステッキと共になぜかベラが横たわっていた。自分が殺したのは確かに狼だったと主張するラリーは胸を開いて見せるが、そこにあるはずの傷はすっかり癒えてなくなっていた。不審に思い一人森へと向ったラリーに、ベラの母親は息子は狼男だったと言い、その呪いがラリーに受け継がれたと告げるのだった。
月夜の晩に変身し、銀製の武器が弱点という狼男のフォーマットを確立させた作品。ドラキュラ伯爵、フランケンシュタインの怪物、ミイラ男と並んで世界四大モンスターの一角を占めますが、唯一普通の人間の姿を持っているのが特異点ですね。そしてモンスターに変身することを自覚しており、苦悩するところはジキル博士とハイド氏の構図にも似ています。ただドラキュラやフランケンシュタインほどの強烈なキャラクター性には欠けたためか、その後のユニバーサル・ホラー作品においては単体での続編は作られず、両者と絡んだ作品でしか登場できなかったという不遇な存在でありました。

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