WESTWORLD
ウエストワールド
1973:米
監督:
マイクル・クライトン Michael Crichton  
出演:

ユル・ブリンナー

Yul Brynner ロボット・ガンマン
リチャード・ベンジャミン Richard Benjamin ピーター・マーチン
ジェームズ・ブローリン James Brolin ジョン・ブレイン
アラン・オッペンハイマー Alan Oppenheimer 管理主任
ノーマン・バートールド Norman Bartold 中世の騎士
ヴィクトリア・ショウ Victoria Shaw 中世の女王
「皆さんも一日1,000ドルで夢の世界を訪れませんか」
★★★★
砂漠に造られた広大なレジャーランド“デロス”。そこは人間と見紛うばかりの精巧なロボットたちによって、“西部”“中世”“古代ローマ”の三つの世界が体験できる趣向となっていた。弁護士のピーターは以前にも一度来たことのある友人ジョンと“西部”の世界を訪れたが、酒場で早速ロボットのガンマンと決闘することになり、ジョンに促されるまま銃爪を引いたピーターは見事ガンマンを撃ち倒した。血飛沫を上げて倒れるそのリアルな姿を見て、ピーターは人間の客を間違えて撃つことはないのか?と心配するが、銃には熱感知装置が装備されけっして体温ある者を撃つことはないという。翌朝ガンマンの2度目の襲撃を退けたピーターだったが、“殺人罪”で保安官に捕えられた留置場から脱獄。しかし荒野に逃走した時、ジョンがガラガラヘビに咬まれるという事故があった。無論ヘビもロボットであり、客を傷付けるなどあり得ないはずなのに…。その様子をモニターで観ていた管理部では、異常事態が起こりつつあることを感じ始めていた。ロボットたちの間で伝染病が拡がるように、中央ユニットの故障が相次いでいたのだ。そして遂に“中世”でロボットの騎士が客を刺し殺すという事件が起こった。何も知らないピーターとジョンは、ロボット・ガンマンとの3度目の対決に、今度はジョンが相手しようと銃を抜いたところ逆に撃ち殺されてしまう。そしてすべてのエリアで、ロボットが一斉に人間を襲い始めた。
システムへの過信が引き起こす破綻と反乱、という構図はマイクル・クライトンのその後の作家活動の中でも一貫したテーマとなっていますね。この作品の構想自体が後の『ジュラシック・パーク』にもそのまま受け継がれているようです。また『ターミネーター』の発想の原点もこの作品にあるのではないでしょうか。全体的にB級作品の雰囲気も漂っていますが、ユル・ブリンナーの圧倒的な存在感によって救われていますね。ジョンを撃ち殺した後、光る眼でニヤッと笑う表情がなんとも不気味です。ポスターに使われていたユル・ブリンナー顔の左半分が機械剥き出しになっている絵が印象的でしたが、映画の中ではそんな場面はないのが残念。顔面がパカッと外されるシーンもそれなりインパクトありましたけど。

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