WEST SIDE STORY
ウエスト・サイド物語
1961:米
監督:
ロバート・ワイズ Robert Wise  

ジェローム・ロビンス

Jerome Robbins  
出演:
ナタリー・ウッド Natalie Wood マリア
リチャード・ベイマー Richard Beymer トニー
ジョージ・チャキリス George Chakiris ベルナルド
リタ・モレノ Rita Moreno アニタ
ラス・タンブリン Russ Tamblyn リフ
「人違いでは?」「あなたよ」「前に会ったことが?」「ないわ」
★★★★
ニューヨーク、ウエストサイドの不良少年グループ・ジェット団は、プエルトリコ系のシャーク団と縄張りを巡って抗争を続けていた。ジェット団のリーダーのリフは、シャーク団との決着をつけるために兄貴分と慕う前リーダー・トニーに協力を求めるが、今では真面目に働いているトニーは乗り気ではなく、とりあえず会合の場となるダンスホールに顔を出すことだけ同意した。その夜、ダンスホールでは両グループが険悪なムードで踊る中、トニーはマリアという少女と出逢い、互いにひと目で恋に落ちる。しかし、二人の間にシャーク団のリーダー・ベルナルドが割って入り、マリアに家に帰るよう命じた。マリアはベルナルドの妹だったのだ。翌日、ジェット団とシャーク団との決闘の場に、マリアに懇願されたトニーが仲裁に駆け付けた。リフとベルナルドの間に立ち体を張って止めようとするが、しかしベルナルドはナイフでリフを刺し殺してしまう。トニーは可愛いがっていたリフが殺されたことで逆上し、思わずナイフを取ってベルナルドの腹に突き立ててしまった…。『ロミオとジュリエット』の舞台をニューヨークに置き換え大ヒットした、ブロードウェイ・ミュージカルの映画化作品。
サウンド・オブ・ミュージック』『マイ・フェア・レディ』と並ぶ、“三大ミュージカル映画”(いや実際そう呼ばれてるかどうかは知りませんが)の一つ。ただ他の2作品が、ミュージカルが苦手な人にもお薦めできるのに対して、この作品の場合はちと微妙かも。あまりにもミュージカルし過ぎています。『サウンド〜』の感動、『マイ・フェア〜』の笑いといった別の要素には乏しく、あくまでも歌と踊りを楽しむための作品ですね。喧嘩のシーンでもダンスが入るなどミュージカル部分の比重が高く、通常の場面でも台詞や演技がかなり芝居がかっていて、極めて舞台劇に近い演出がなされています。なのでこの作品を楽しむにはミュージカルが好きか、少なくとも抵抗を持っていないことが条件となるでしょう。でないと非常階段でマリアとトニーが忍び逢い、声をひそめて会話しながら“トゥナイト”を高らかに歌い始める、一番の名場面で吹き出してしまうかも(笑)。歌と踊り以外の部分で魅力を挙げるとすれば、スラム街を舞台としている割には色彩が実に豊かで、視覚的にも十分楽しませてくれます。

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