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WATERLOO BRIDGE |
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| 監督: |
マーヴィン・ルロイ |
Mervyn
LeRoy |
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| 出演: |
ヴィヴィアン・リー |
Vivien
Leigh |
マイラ |
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ロバート・テイラー |
Robert
Taylor |
ロイ・クローニン |
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ヴァージニア・フィールド |
Virginia
Field |
キティ |
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ルシル・ワトソン |
Lucile
Watson |
クローニン夫人 |
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マリア・オースペンスカヤ |
Maria
Ouspenskaya |
キロワ女史 |
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C・オーブリー・スミス |
C.
Aubrey Smith |
伯爵 |
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「愛しているのはあなただけよ。これからもずっと。それは真実よ」 |
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★★★ |
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第二次大戦さなかの灯火管制下のロンドン。ロイ・クローニン大佐はウォータルー橋に佇み一人物思いに耽っていた。それは先の大戦の頃、この橋で出逢った一人の女のことだった…。当時まだ大尉であったロイは空襲警報の鳴る中、慌ててバッグを取り落とした女を手助けして共に防空壕へと避難する。彼女の名はマイラ、バレエ団のダンサーだと言う。美しい彼女に一目惚れしたロイは、その夜彼女の舞台を見物した後ディナーに誘った。厳格なバレエ団団長のキロワ女史はマイラに出掛けることを禁じるが、彼女は親友キティの手引きでロイの元へと駆け付ける。二人で楽しい夜を過ごしたが、マイラはどうせ一夜限りの想い出に過ぎないだろうと考えていた。しかし翌朝、雨の降る中宿舎の前にロイが立っていた。彼はマイラに結婚を申し込み、上官の許可を取り付けると、その日中に式を挙げようと教会へ車を走らせた。しかし法律で午後3時を過ぎての挙式は禁じられていたため、翌朝出直すことになった。ところがその夜、劇場へ向かおうとするマイラにロイから電話が入った。出発命令が下り、今すぐフランスに発つことになったと言う。マイラは急いでウォータルー駅へ駆け付けるが、走り行く汽車の窓から彼女の名を呼ぶロイの姿を一瞬見ただけであった。傷心を抱えて劇場に戻ると、舞台に穴を空けたマイラにキロワ女史はクビを宣告、彼女を庇うキティ諸共追い出されてしまった。二人は踊り子の仕事を探すが、戦時下で容易に仕事先は見つからず、すぐに家賃にも事欠くようになった。そんな折、ロイから手紙が届き、母に会って欲しいと書かれていた。マイラは約束のカフェでロイの母を待つ間、ふと手に取った新聞の戦死者名簿にロイの名を見つけ気を失った。その後しばらく病床に臥すことになったマイラは、キティが娼婦となって生活を支えてくれていたことを知る。やがて体は持ち直したものの生甲斐をなくしたマイラもまた、キティと同じ道を歩むことになった。そんな生活にも慣れ始めた頃、ウォータルー駅で客探しをしていたマイラは、汽車を降りて来た帰還兵たちの中に信じられない姿を見る。死んだはずのロイだった。 |
『哀愁』という邦題が軽過ぎるように思えるほど、辛く重たい話ですね。運命の悪戯と呼ぶにはあまりにも過酷なマイラの人生に、初見では感動よりも陰鬱な思いが残ったものです。それも“避けられない運命”なのではなく、プライドを捨ててロイに窮状を訴えていたら、また新聞の死亡記事をロイの母親に見せていたら…と救われる機会がいくらでもあったことでより悲劇性が増しているように思えます。過去を隠したままロイとの結婚に踏み切ろうとするマイラには若干抵抗を覚え、ロイの母親や叔父が上流階級を気取った鼻持ちならない人物だったらそのまま玉の輿に乗るつもりだったのか?と疑問を感じたりもしましたが、最低の生活を続けるうち心が荒んでしまった、と考えるといっそう哀れにも思えますね。女学生のように初々しかったマイラが、娼婦となって男を品定めするような目付きをする場面では痛々しさも感じました。『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラと『欲望という名の電車』のブランチ・デュボアとのあまりのギャップで驚かせたヴィヴィアン・リーですが、その凝縮版といえる演技をこの作品で見せていますね。ラジオドラマでは放送時間に女湯を空にし、映画版では“真知子巻き”を流行らせた『君の名は』がこの作品に強く影響を受けているとのこと。日本のウォータルー橋となった数寄屋橋は取り壊されて今はもうないそうですが。また二人の想い出の品として登場するお守りの人形は、日本でも“ビリケンさん”として親しまれ大阪通天閣のシンボルとなっていますね。20世紀初頭にアメリカの女性芸術家によって生み出され世界的に流行したものだそうですが、日本か東洋古来の福の神と勘違いしてる人も多いとか。 |
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