THE WAR OF THE GARGANTUAS
フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
1966:日
監督:
本多猪四郎    
特撮:

円谷英二

   
出演:
ラス・タンブリン Russ Tamblyn スチュワート博士
水野久美   戸川アケミ
佐原健二   間宮雄三
田崎潤   橋本陸将補
中村伸郎   喜田教授
「防衛庁長官より通達。以後、海のフランケンシュタインをガイラ、
山のフランケンシュタインをサンダと呼称する」
★★★★
横須賀の岬近くで深夜操業していた船が沈没し、たった一人の生存者はフランケンシュタインのような怪物に襲われ、残り4名の乗組員は皆喰われたと語った。フランケンシュタインを子供の頃に育てていた京都のスチュワート博士の研究所では、博士と戸川アケミ、間宮の3名がフランケンシュタインが海にいるはずはない、人を喰うこともあり得ないと否定するが、怪物は浦賀水道や三浦半島沖に現れては船や人を襲い、人々を恐怖に陥れていった。山でフランケンシュタインのものと思われる巨大な足跡が発見されたとの情報にスチュワートとアケミは調査に赴くが、一方間宮は横須賀で怪物に襲われた漁船から海中生物特有の粘膜を採取し、東都大学の喜田教授によってフランケンシュタインの細胞に間違いないとの証言を得る。やがて怪物は羽田空港にその姿を現し、大混乱の中女性を喰い殺して海中へと消えた。優しかったフランケンシュタインの性格を知るスチュワートとアケミは、山のフランケンシュタインとは別種の個体が存在するのではないかと考える。夜の東京に再び上陸した怪物は、山地へと追われ自衛隊のメーサー殺獣光線車による攻撃で深手を負うが、そこへもう一体より巨大なフランケンシュタインが現れ、傷付いた仲間を抱えて山中へと姿を消した。
数ある東宝怪獣映画の中でも、怪獣の恐怖感を描いた点では群を抜く作品。ガイラが必死に逃げ泳ぐ船員たちを追いかける、海面からゆらりと姿を覗かせる、漁師たちの持つ地引網を手繰り寄せる場面などの見事な演出に加え、何と言っても人間を喰うシーンがリアルに描写されているのは東宝特撮唯一の作品と言って間違いないでしょう。子供の頃、近所にポスターが貼られていて大いに興味を掻き立てられたものですが、実際劇場に観に行っていたら確実にトラウマになっていたことでしょうね。フランケンシュタインをより怪獣らしくデザインした変更点は判らなくもないですが、研究所を広島から京都へ、登場人物の名前も替えて、前作とのつながりをあえて悪くしているのは何か理由でもあるんでしょうか?

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