SON OF GODZILLA
怪獣島の決戦 ゴジラの息子
1967:日
監督:
福田純
特撮:
有川貞昌
出演:
久保明
真城伍郎
高島忠夫
楠見博士
前田美波里
サエコ
平田昭彦
藤崎
土屋嘉男
古川
「ゴジラの教育ママ…じゃない教育パパか」
★★
南洋ゾルゲル島では、国連食糧計画機構による気象コントロール実験“シャーベット計画”が進められていた。しかし隊員たちは島の気候と大カマキリ=カマキラスの襲撃に悩まされ、ノイローゼになる者もいた。そんな中、島にフリーの記者・真城伍郎がやって来る。隊長の楠見博士は取材を拒否するが、炊事や雑用を受け持つ条件で基地に置いてやることにした。野菜の調達に山奥へと入って行った真城は入り江で泳ぐ若い女を発見するが、隊員たちはここは無人島のはずだと言う。いよいよ実験開始となった日、真城は女を保護しようと行方を追うが姿は見つからなかった。実験は島の中央部から度々発せられていた妨害エネルギーの影響を受け失敗。異常高温と大豪雨に見舞われた上、カマキラスのさらなる巨大化を招いてしまう。カマキラスの群れは妨害エネルギーの出ていた辺りで巨大な卵を掘り出し、中からはゴジラの赤ん坊ミニラが孵化した。そしてカマキラスに襲われるミニラの叫びに応えるかのように、海中よりゴジラが現れ島に上陸する。
子供というものは子供扱いされることを厭うものです。いかにも子供に媚びたこのミニラの登場は、第一次怪獣ブーム世代の多くを卒業させる牽引役となってしまったのでした。子供たちが友達のように親近感が持てる、あるいは自己投影できるような怪獣を、という意図は判らなくもないですが、それが通用するのもほんの幼児期まで。私もごく幼い頃はミニラが好きだった憶えがありますが、これ以前の作品を観るにつけ、ミニラがもたらしたゴジラワールドの台無し感をしみじみと感じたものでありました。ただ敵役の新怪獣カマキラスとクモンガは、地味ながらもまずまずの造型。操演によるもっさり感はカマキラスにはいただけませんが、クモンガはいい雰囲気の動きになってます。こまわり君似のゴジラは不細工。
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