SOME LIKE IT HOT
お熱いのがお好き
1959:米
監督:
ビリー・ワイルダー Billy Wilder  
出演:

マリリン・モンロー

Marilyn Monroe シュガー
トニー・カーティス Tony Curtis ジョー(ジョゼフィン)
ジャック・レモン Jack Lemmon ジェリー(ダフネ)
  ジョー・E・ブラウン Joe E. Brown オズグッド三世
ジョージ・ラフト George Raft スパッツ
パット・オブライエン Pat O'Brien マリガン
「完璧な人間なんていやしないさ」
★★★★
禁酒法時代のシカゴ。地下酒場でサックスを演奏するジョーとベースのジェリーは、警察の手入れを間一髪逃れるが、酒場を経営していたギャングのスパッツが密告者を始末する現場を目撃し、一味に追われる身となってしまう。文無しで寒さに震える二人は、フロリダへ行く女性だけの楽団がサックスとベース奏者を探していると聞き、女装して潜り込んだ。その中にいたウクレレと歌を担当するシュガーにジョーはひと目惚れ。またジェリーは大金持ちのオズグッド三世からしつこく求愛される羽目に。ジョーはジェリーにオズグッドを引き止めさせ、彼の船に石油会社の御曹子になり済ましてシュガーを招待する。そんな中、楽団が雇われているホテルでギャングの集会が開かれ、スパッツ一味もやって来た。
女装した男によるシチュエーションコメディの草分け的作品と言えるでしょうか。どう見ても一目で男と判りそうなものなのに、素知らぬ顔で話が成り立っているのに笑わされます。ププッピドゥ♪の“I Wanna Be Loved by You”を歌う場面は、マリリン・モンローと聞いて誰もが思い浮かべる名シーン。ラストの“Nobody's perfect”も映画史に残る名台詞となりました。ただこの作品の撮影中からモンローは精神的不安定な状態に陥り、奇行が目立ち遅刻やNGを連発。ワイルダー監督に「二度とマリリンとは仕事したくない」と言わしめ、トニー・カーティスも「ヒトラーとキスしたような気分だ」と洩らしたとか。そんな状況にあってこれだけ楽しい作品が生み出されたのですから、映画ってほんとに魔法ですね。

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