NOTORIOUS
汚名
1946:米
監督:
アルフレッド・ヒッチコック Alfred Hitchcock  
出演:

イングリッド・バーグマン

Ingrid Bergman アリシア
ケーリー・グラント Cary Grant デヴリン
クロード・レインズ Claude Rains セバスチャン
ルイス・カルハーン Louis Calhern プレスコット
レオポルディーネ・コンスタンチン Leopoldine Konstantin セバスチャンの母
ラインホルト・シュンツェル Reinhold Schunzel アンダーソン博士
「死んだのは父ではなく私自身の気がする。もう父を憎む必要はないのね。私自身も」
★★★
父親がナチのスパイ容疑で有罪となり、売国奴の娘とのレッテルを貼られて自暴自棄になっていたアリシアに、FBI捜査官デヴリンが接近。ブラジルに潜むナチ一味の捜査協力を依頼され、アリシアはデヴリンと共にリオデジャネイロに飛んだ。彼女に課せられた任務は、父親の友人だった組織の幹部セバスチャンの身辺を探ることだった。セバスチャンは以前からアリシアに恋心を抱いており、求婚されたアリシアはデヴリンへの愛情を圧し殺し、任務のために承諾する。そして屋敷のワイン貯蔵庫で組織の秘密を掴むが、彼女の正体に気付いたセバスチャンは母親と共謀してアリシアの毒殺を企てる。
パーティーでのワインの減り具合でタイムリミットサスペンス的な状況をしつらえ、恒例のカメオ出演で監督自身がそのカウントダウンに一役買うというユーモアが利いてます。そしてラストシークエンスの銃声も派手なアクションもない心理戦による脱出劇。幕引きの鮮やかさではヒッチコック作品の中でも五指に入るでしょう。ややラブロマンスに比重を置き過ぎのようにも思えますが、いつものただの彩りに過ぎないとってつけたような恋愛描写とは異なり、本作ではストーリーにしっかり絡んでおりサスペンス性を盛り上げる役割を果たしています。当時3秒以上のキスは御法度とされた倫理コードの裏をかき、短いキスを何度も何度も繰り返すというラブシーンが話題となりました。

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