LATITUDE ZERO
緯度0大作戦
1969:日
監督:
本多猪四郎    
特撮:

円谷英二

   
出演:
ジョセフ・コットン Joseph Cotten クレイグ・マッケンジー
宝田明   田代健
岡田真澄   ジュール・マッソン
リチャード・ジャッケル Richard Jaeckel ペリー・ロートン
シーザー・ロメロ Cesar Romero マリク
「みんな揃いも揃って宇宙開発にばかり夢中になってて、自分たちの住んでる
この地球上の素晴らしい奇跡をなぜ真剣になって知ろうとしないんですか!」
★★
南太平洋で海流の調査を行っていた田代博士、マッソン博士、そして新聞記者ロートンの3名は海底火山の爆発に巻き込まれてしまった。潜水球の中で気を失ったが、目を覚ますとそこはアルファ号という巨大潜水艦の艦内。マッケンジー艦長の話によれば、どの国家にも属さない艦であるという。重傷のマッソンの治療のため“緯度0”に向かったアルファ号だが、そこへ黒鮫号という別の潜水艦が攻撃を仕掛けて来た。マッケンジー艦長の宿敵マリクの配下の艦だった。有力な対抗武器を持たないアルファ号は幻影を作ることで黒鮫号の追撃を振り切り、“緯度0”に到着した。そこには人工太陽が輝き、支配者が存在せず争いごともない平和な海底の楽園があった。“緯度0”には過去に行方不明・事故死したと思われていた多くの科学者たちが生存し協力していたが、その一人として加わる予定だった岡田博士がマリク一味にさらわれた。マッケンジー艦長らは博士を救うべく、マリクの本拠地ブラッドロック島へと向かった。
ほぼ日米合作のため、権利関係等の問題で長らくソフト化されず“幻”となっていた作品。ようやくDVD発売となり数十年ぶりに観賞することができましたが、内容についてほとんど印象に残っていなかったのは、やはり時間的な隔たりだけが原因ではなかったようです。ストーリーは『海底二万哩』の亜流といったところで、グリホン、大ネズミ、コウモリ人間などのモンスターも、デザイン・造型とも当時の東宝特撮作品のレベルからするといささかお粗末。ただアルファ号・黒鮫号の2隻の潜水艦は、地味ながらも東宝メカの魅力を備えたなかなか良い出来映えで、クライマックスの対決シーンはけっこう見応えあります。『第三の男』の名優ジョセフ・コットンの全身金スーツ姿でのアクションも一見の価値あり。

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