JEUX INTERDITS
禁じられた遊び
1951:仏
監督:
ルネ・クレマン Rene Clement  
出演:

ブリジッド・フォッセー

Brigitte Fossey ポーレット
ジョルジュ・プージョリー Georges Poujouly ミシェル
リュシアン・ユベール Lucien Hubert ドレ
スザンヌ・クールタル Suzanne Courtal ドレ夫人
ジャック・マラン Jacques Marin ジョルジュ
ロランス・バディー Laurence Badie ベルテ
「墓地って何?」「死者を一緒に葬る場所」
「なぜ一緒にするの?」「一人じゃ寂しいだろ」
★★★★
1940年6月、南仏。戦火を逃れて避難する人々の列を独空軍が襲い、5歳の少女ポーレットは一瞬にして両親と愛犬を失った。川に捨てられた愛犬の亡骸を追って、ポーレットは牛飼いの少年ミシェルと出逢う。二人は水車小屋に犬のお墓を立てるが、寂しくならないようにと他の動物たちの死体も拾っては次々と埋めていった。やがてお墓ごっこに夢中になるあまり、ミシェルはポーレットを喜ばせようと教会の祭壇や墓地の十字架を盗むようになる…。
あまりにも有名なナルシソ・イエペスによるテーマ曲。ひと頃はこの曲を弾きたくてギターを練習し始めたという人も少なくなかったようです。反戦映画の名作とされていますが、台詞による直接的な戦争批判はなく、抑制された描写で戦火によって孤児となった少女の数日間の出来事を語ることで静かに反戦を訴えており、より心に沁みるものがありますね。死んだ両親より愛犬の方を気にかけるポーレットは、“死”を理解していないというより、本当に愛する者の死を拒んでいるようにも思えます。本能的に心に覆いを掛け、お墓ごっこはその代償行為だったのではないでしょうか。ラストシーンでミシェルの名を呼び続ける中、初めて「ママ」と呼ぶ言葉を口にし、これから真の悲しみが押し寄せて来ることを予兆させていますね。幼い恋心を描いた悲恋映画と見る向きもありますが、その視点でポーレットを“女”として見ると、あまりのわがまま娘ぶりが鼻についてしまいます。振り回されて犯罪行為まで犯してしまうミシェルが可哀相過ぎ。

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