THE ENEMY BELOW
眼下の敵
1957:米
監督:
ディック・パウエル Dick Powell  
出演:

ロバート・ミッチャム

Robert Mitchum マレル艦長
クルト・ユルゲンス Curt Jurgens フォン・ストルバーグ
アル・ヘディソン Al Hedison ウェア中尉
セオドア・バイケル Theodore Bikel シュワッファー
ラッセル・コリンズ Russell Collins 軍医
クルト・クリューガー Kurt Kreuger フォン・ホレム
「どんな男か知りたくはない。殺そうとしている相手だ」
★★★★
第二次大戦下の南大西洋、米駆逐艦ヘインズ号に着任したばかりのマレル艦長は、自室に籠ったまま未だ部下たちに姿を見せないでいた。民間出身の彼に対する部下たちの不信や不安感も漂う中、レーダーが一隻のUボートを捉えた。初めて姿を現したマレル艦長は、的確な指示で敵艦を捕捉、魚雷発射のタイミングも予測し間一髪かわしてみせた。一方Uボート側の艦長フォン・ストルバーグは、味方の入手した英国の暗号書を受け取って本国に持ち帰る使命を帯びており、針路を変えている余裕はない中で駆逐艦を振り切らねばならなかった。水面を境に、二人の艦長の知力と勇気の試される戦いが始まった。
駆逐艦VS潜水艦のスリリングな頭脳戦。戦争全体を語るのではなく、ゲームとしての側面だけを捉え、戦場におけるフェアプレイを描いた娯楽作品に徹しているのがいいですね。第二次大戦を舞台にしたアメリカ映画だと、ドイツ軍は血も涙もない機械人形のように描写されることも少なくないですが、この作品では(多少ステレオタイプなイメージは残しつつも)ちゃんと血の通った人間として表現され、“好敵手”という描かれ方なのが好感持てます。女優が1人も出て来ない男臭い作品。最近はこうした硬派の映画が少なくなりました。

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