公開時の風潮を考えると、当時の若者たちの賞賛を浴びたことは理解できるものの、共感まではし難い作品。時代性が強過ぎるため、60年代の空気を胸一杯に吸い込んだ世代でないと、そのメッセージを100%受け止めることは難しいでしょう。ただジャック・ニコルソンがデニス・ホッパーに“自由”について語る場面では、
当時も今も変わらぬ“自由の国アメリカ”の本音を言い表わしているように思えます。手放しの自由礼讃ではなく、自由に生きることの難しさを語り、それを求めた者に容赦のない末路を与えていますが、それにしても保守的な人々をあまりに悪し様に描き過ぎているような気も。長髪でヒッピースタイルのファッションというだけで、いくら何でも人を殺すか?と違和感も覚えます。まあ今観るならあまり小難しく考えず、ただ60年代アメリカン・ロックに身を委ねるのが正しい観賞の仕方かも。
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