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ATRAGON |
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| 監督: |
本多猪四郎 |
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| 特撮: |
円谷英二 |
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| 出演: |
高島忠夫 |
旗中進 |
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藤山陽子 |
神宮司真琴 |
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上原謙 |
楠見 |
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田崎潤 |
神宮司大佐 |
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小林哲子 |
ムウ帝国皇帝 |
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「あなたは愛国心という錆び付いた鎧を付けてる亡霊です」 |
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★★★★ |
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海軍元少将である光國海運専務・楠見とその秘書神宮寺真琴が何者かに連れ去られそうになるが、真琴を被写体として目を付けていた広告カメラマン旗中によって阻止された。正体不明の男は一万二千年前に一夜にして海底に没したという伝説の“ムウ帝国”工作隊23号を名乗り、そのまま海の中へと消えて行った。後日、楠見宛にムウ帝国から脅迫フィルムが届き、そこにはムウ帝国の進んだ科学力を示す映像とともに、かつて帝国の植民地であった地上全世界の返還、そして真琴の父であり二十年前に消息を絶った神宮寺大佐が秘かに進めているという“海底軍艦”の建造を中止せよとのメッセージが入っていた。同様のフィルムは各国政府にも届けられており、国連では討議に値しないと黙殺されるが、謎の潜水艦を追っていた米国原潜レッドサタン号が撃沈され、ニューヨークと東京がムウ帝国の声明通り大陥没に襲われるに至って世界は恐慌に陥った。もはや頼みの綱はムウ帝国が怖れる謎の海底軍艦のみ。神宮寺大佐の上官であった楠見は大佐が反乱を企てた事実を語るが、その後の行方は知らなかった。しかし真琴の周辺に付きまといムウ帝国人と誤解されて逮捕された大佐の部下・天野兵曹によって、楠見ら一行は太平洋上の知られざる島にある“轟天建武隊”基地へと案内される。そこでようやく神宮寺大佐との再会を果たしたものの、大佐は海底軍艦・轟天号は日本が再び世界に雄するため建造したものであるとして楠見の要請を拒む。しかし真琴の涙ながらの説得と、トップ屋に扮し一行に紛れ込んでいたムウ帝国のスパイ海野によって基地が爆破されたことで、新たな使命感に目覚めた大佐はムウ帝国との決戦に臨むことを決意するのだった。 |
少年向けSF&冒険小説の挿し絵や雑誌の巻頭グラビア、プラモのパッケージなど、昭和の少年文化を語るに欠かせないのが小松崎茂画伯よるイラスト。本作はその小松崎ワールドと東宝特撮とがスクラムを組んだ60年代特撮名篇で、SFであり海洋冒険ものであり軍事ものでありスーパーメカや怪獣も登場するという、ごった煮ながら違和感なく楽しめるのがこの時代ならではの懐の深さでしょう。世界の命運を握る交渉に広告カメラマンやトップ屋が同行するという大ら(ま)かなストーリー、地上世界を遥かに凌ぐテクノロジー兵器を駆使するムウ帝国が、白兵戦では半裸で槍や剣を持って戦うというアンバランスな世界観もイカしてます。当時の世相を反映して「愛国心」を前時代的なものと批判する台詞もありますが、大義のために身命を賭す軍人魂は格好良く描かれており、旧日本軍の全否定ではないところに戦記もの好きな元少年たちも納得できるのではないでしょうか。堅物の軍幹部といった役どころの多い田崎潤ですが、神宮寺大佐のキャラクターはまさに絶好のハマり役。私事ながら、以前リアルで「神宮寺」さんと知り合いになった時は感動を覚えたものでした。うら若き女性でしたので「大佐」と呼ぶのは控えましたが。 |
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