ALL ABOUT EVE
イヴの総て
1950:米
監督:
ジョセフ・L・マンキウィッツ Joseph L. Mankiewicz  
出演:

ベティ・デイヴィス

Bette Davis マーゴ
アン・バクスター Anne Baxter イヴ
セレステ・ホルム Celeste Holm カレン
ゲイリー・メリル Gary Merrill ビル
ヒュー・マーロウ Hugh Marlowe ロイド
ジョージ・サンダース George Sanders アディソン
「彼女若くて女らしくて控えめでしょう。私が成功する
  ために捨ててきたものよ。女に戻る時必要だったのに」
★★★★
大女優マーゴ・チャニングを崇拝し、舞台を欠かさず観に来ていたイヴ・ハリントンは、マーゴの親友で劇作家夫人のカレンの計らいで憧れの人に引き合わせてもらった。マーゴもイヴの身の上話に同情し、彼女を付き人として雇う。しかし完璧に仕事をこなし気が利き過ぎるイヴに対して、マーゴはなぜか苛立ちを覚え始めるのだった。やがてマーゴの代役を務めて演劇関係者から一躍注目を浴びたイヴは、次第にその野心深い本性を顕わしてゆく…。
芸能界の内幕ものには名作が多いですが、その中で頂点に位置するといっても過言ではない作品。忍び寄る老いに焦りを覚えるわがまま大物女優のベティ・デイヴィス、清楚な仮面の下に野心を隠すしたたかな若き女優のアン・バクスター。ともに自分自身をそのまま演じているかのような適役で、両者が冷たい火花を散らす場面はまさに舞台裏を覗き見ているような思いにさせられます。“第二のイヴ”を暗示させる女学生役のバーバラ・ベイツにはその後これといった活躍はなく、才能のない新進女優を演じたマリリン・モンローが映画史に残る伝説的存在となったのは皮肉な結果と言えますね。

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